netpoyo広報ブログ

ネット文化を探求する同人サークルnetpoyoの広報ブログです。

#bunfree 「ねとぽよ 女の子web」号目次公開ぽよ!

パックス・ネトポヨーナ!

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こんばんわ、ねとぽよちゃん2号です。
持ってるのはロンギヌスの槍じゃなくてすみませんぽよ。

さて、みなさまに「ねとぽよ 女の子ウェブ号」の目次をお届けしますぽよ。

※以下の目次は統合版PDFのものです。

特集1:Girls'web―女の子ウェブ

■ ねとぽよブックマーク(女の子ウェブver.)

 1号で大好評だった「ねとぽよブックマーク」が、女の子ウェブver.で復活です。前略やふみコミュ、LINEにピグ。女の子が使っているのは有名だけど、なかなか表で語られないサービスたちを、当事者の女の子たちに、300字で書いてもらいました。また、今回はウェブサービス以外にも、カナヘイ・テニプリ・BUMPなど、サブカルチャー批評ではいまだに無視されている「ネット発」コンテンツについても、レビューを書いてもらっています。

◆ レビューを掲載したサービス/コンテンツ:

ポストペット/ふみコミュ!/前略プロフィール/ロリポップ!/Web拍手/2ちゃんねる/学校裏サイト/mixi/アメーバピグ/ニコニコ動画/Twitter/LINE/発言小町/森ガール/テニスの王子様/BUMP OF CHICKEN/カナヘイ/I SCREAM/

■ 女の子ウェブの歴史

 前号で掲載した「猫でもわかる女の子ウェブの歴史」をさらにわかりやすく書き直しました。素材サイトからピグまで、女の子たちが過ごしてきたインターネット空間の変遷を解き明かします。

■ 【論考】ブラウンからキャラが生まれる日――スタンプによって立ち上がるログ的空間 

 「女の子ウェブの歴史」の補講に当たります。スマートフォンが普及し、メールがLINEに置き換わった今、女の子たちのコミュニケーションにどんな変化が起きているのか? 同期/非同期の間に位置する不思議なコミュニケーションを解体します。

■ 女の子ウェブとは何か? 

女の子ウェブの特徴を、やや俯瞰的な視点から紹介する記事です。女の子ウェブは、出会い系的にネットを利用する「オッサン」への防波堤として生まれた「仮想空間」である??そんな、ちょっと変わった視点から、過剰にガーリーさが追求される女の子ウェブの特徴を見て行きます。具体的には、おしゃべり文化・きせかえ文化・なりきり文化の3つの特徴を取り上げました。女の子ウェブの最大の特徴は、環境管理型権力としてのウェブサービスよりも、女の子文化の方が「優位」にあるという、「文化先行型」のウェブであることです。アーキテクチャ批評の視点からも、興味深い指摘が為されているはずです。

※本論は以下のエントリで無料公開しています。ぜひ御覧ください。

女の子ウェブとは何か? - ねとぽよ

特集2:Nostalgia―ノスタルジー

■ インターネットは私たちを幸せにしたか??放課後インターネット(学級会編) ※ギャル編(アーキテクチャサイド)

 ねとぽよ2号の「女の子ウェブ」特集で掲載した、インターネットもぐもぐの同名原稿の、イベント版です。10月某日、廃校の教室を貸しきって行われたイベントの、総勢15名による「学級会」パートでの議論を、収録しています。議題は、ホムペ・ケータイ・虹・mixiの4つ。実に4時間近くにわたって話し合われた、女の子たちのネットの歴史。ほとんど文章の形で表には出ていない、興味深い話が目白押しです。

なおりん(JD1年)による体験レポートもあります。
#bunfree インターネットは私たちを幸せにした――「放課後インターネット」体験レポート - ねとぽよ

ボーカロイドは誰のもの??大人たちの知らない「ボカロ小説」の世界

 「ボカロ小説」。ひょっとすると、その存在自体、知らないという人もいるかもしれません。つまりは、ボカロ楽曲の世界観をモデルに描かれた小説なのですが、これが近年、中高生女子を中心に大きな人気を博している、というのです。ねとぽよでは、今まさに「放課後インターネット」真っ最中の現役中高生女子に、Skype取材を敢行。彼女たちのボカロ事情、そしてボカロ小説の魅力について、聞いてみました。
 また、今回ねとぽよでは、このジャンルを開拓した一冊、『悪ノ娘 黄のクロアテュール』の仕掛け人、編集者の鴨野丈氏、そして、音楽家であり、この一作で小説家デビューを果たしたmothy_悪ノPへのインタビューに成功。ボカロ楽曲の世界観を小説化するという、前代未聞の企画の裏側に迫ります。

内容紹介エントリもあります。こちらから。
#bunfree  ボカロ小説ができるまで。ーーmothy_悪ノPインタビュー - ねとぽよ

特集3:Culture for a girl―女の子文化

■ 女子が女子アイドルにハマるとき 

 最近、女性アイドルのドルヲタ女子が増えている――それに気づいている人は多いと思います。先日、AKB48柏木由紀に一六〇万円を注ぎ込んで話題になったオタクも、やはり女子高生でした。でも、一体なぜ彼女たちはアイドルに熱中し始めたのでしょうか。
この記事では、経産省官僚の“アイドルおたく”境真良さんをお迎えして、アイドルの歴史を紐解いていただきながら、その理由について、特にインターネットとの関係からお伺いしています。インタビューには、AKB48のブログコメントを分析した記事で話題になった、ねとぽよ随一のドルヲタ女子・インターネットもぐもぐも同席。女子の立場から見た女性アイドルの魅力やAKBの面白さについて語ってもらっています。

■ ファッションの現在形―「視線の環境」へのインターフェイスとしてのファッション 

 今回の号で、ある意味で一番「女の子ウェブ」からかけ離れていて、かつ挑戦的な内容なのが、この記事です。ファッション批評誌に寄稿する批評系学生「柑橘」、某SNS企業のファッションサイト運営に関わる「りちゃ」、ネットとライフスタイルの関係を専門とする学者の卵で、ファッション研究も手がける「ゆか」、オシャレに目覚める年頃にはForever21が上陸していた、都内女子校育ちのJD1年「さらりん」と「なおりん」。
 このカオスな5人とねとぽよが組んで、ファッションの現在をウェブカルチャーの視点から切り取ったのが、この座談会です。ファストファッションや読モ文化、スクールカーストとファッションの関係など、モードの方ばかり向いた既存のファッション論ではほとんど語られない、私たちの、私たちによる、私たちのためのファッションの話。それがこの座談会です。一見、女の子ウェブとはかけ離れた内容の座談会ですが、実はその本質に触れる会話が為されています。まずはご一読を。

内容紹介エントリもあります。こちらから。
#bunfree  僕は不細工を可愛くできない。――「ネット」と「ファッション」座談会 - ねとぽよ

特集4:Kojirase girl―こじらせ女子

■ こじらせクロニクル~FEMALE Fantasy 7~

 「こじらせ女子」なる用語の創始者・雨宮まみさんを始め、「こじらせ」はサブカルチャーと切っても切れないものでした。それは、「こじらせ」た女子たちがその生き方を支えるために自ずから選ぶ差異化戦略だったのです。しかし、サブカルチャーはそんな女子たちに、ある種の文化的教養を与えました。逃避した先で、彼女たちをパワーアップさせて、社会の中へと戻してあげることができたのです。当時のサブカルチャーは、巨大な知の体系を背負っていたからです。
 ところが、現代ではサブカルチャーは失効しています。しかし、「こじらせ」女子はいなくなるわけではありません。では、何が彼女たちの「こじらせ」を支えているのか。それをねとぽよは「ウェブカルチャー」だと考えました。そこで、ネットが思春期に入り込んだ最初の世代である、24歳のこじらせ女子の協力を得て冒険に出ることにしました。彼女とともに18歳、24歳、28歳、31歳の世代別インタビューを敢行。旅の中でそれを確かめていきます。果たして逃避先としてのウェブカルチャーは、女の子の「こじらせ」を救えるのか。乞うご期待です。

■ 「ソウルメイトで女子は無敵になれるの」〜山内マリコインタビュー 

 今号の取材をしながら、何度となく女の子たちから、自分の心情を表すものとして、口をついて出た言葉がありました。それが、「ここは退屈迎えに来て」——今年八月に刊行された、地方の郊外を生きる女の子たちの姿を描いて話題を呼んだ短編集のタイトルです。
 この短編集(処女短編集です!)の著者である山内マリコさんは、富山県出身の一九八〇年生まれ。まだネットは普及しておらず、その分だけ雑誌文化が強かった時代。その頃に思春期を過ごした彼女の小説に、“デジタルネイティブ世代”のウェブ女子たちが惹きつけられています。彼女たちの気持ちに、どう山内さんは触れたのか。ネットが思春期にあった女子となかった女子、両者をつないだのはどんな感情なのか。
 取材当日、実に4時間にわたって、山内さんは話しつづけてくれました。いまの日本で女子が地方に生きること、思春期に男子と女子の視線に“引き裂かれる”つらさ、そして巧みな言葉で女を「女子」のままにしておく社会……。 地方から上京したてのJD1年生・ろっくまんも参加して、世代を超えて「こじらせ」についての議論が行われました。

内容紹介エントリもあります。こちらから。
#bunfree 私たちがソウルメイトを迎えにいく日――山内マリコ2万字インタビュー - ねとぽよ

おまけ:【夢小説】音速トリップ 

ハリポタ親世代と子世代の二世代を横断する、夢小説です。デザインは、当時の夢小説サイトを完全再現。ねとぽよのプログラマが開発したdreamscriptによって、名前入力もできるようになっています。あの頃、ハリポタが好きだった貴方、特にシリウスだった貴方は、ぜひともお楽しみに。

以上、とっても楽しみですね~♪ 盛りだくさんの『ねとぽよ 女の子Web号』は、以下から購入出来ますぽよ。

実は私も一部記事を執筆しています。どこで書いてるかは秘密なので、買って確かめてね(はぁと



そんじゃーね!

★ねとぽよSP1のライター一覧

▼稲葉ほたて
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※追記:読者から本号への感想が届きました。エントリにまとめてみましたので御覧ください!
こじらせ女子が『ねとぽよ 女の子ウェブ号』を読んでみた~読者からのお便り vol.1~ - ねとぽよ