読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

netpoyo広報ブログ

ネット文化を探求する同人サークルnetpoyoの広報ブログです。

ねとぽよたちへの7の質問〜@klov(Google vs facebook記事担当)編

パックス・ネトポヨーナ。日々ネットの平和維持活動に励むねとぽよちゃんです。

f:id:netpoyo:20111224234700j:image

ねとぽよたちに7つの質問を浴びせていく連続企画「ねとぽよ7(セブン)」。今回は、今号「ねとぽよ」で唯一の評論「Google vs Facebook~<近代化>するWebと半透明な未来」を執筆してくれた@klovさんの登場です(→Twitterこちら)。

ねとぽよは意外にも批評クラスタの読者が多いので、klovさんについては知っている人も多いかもしれません。有名評論サークル「筑波批評社」のメンバーで、自身のブログでも様々な論考を発表されている方です。

-No Hedge!

-筑波批評社

さて、そんな彼に今回書いていただいたのは、まさにタイトル通りGoogle vs Facebook」という、現在ネット業界で最もホットなトピックの一つについてですGoogleFacebookといえば、時価総額や社風の違いが話題になったりだとか、情報をオープンにするGoogleに対してFacebookの世界観はクローズドだとか、これまでにも様々な切り口で比較されてきました。TechCrunchなんかを読むと、しょっちゅうそんな話題が書かれてますね。

f:id:netpoyo:20120123011713j:image:w350

 

しかし、このklovさんの文章は、そうしたよくあるIT業界ニュースとは決定的に違う切り口から両者を比較したものです。実は、彼はこの文章で、Webをめぐる議論に、消費社会論の文脈でしばしば登場する「スペクタクル化」の議論を導入しています。

 

 

博覧会の政治学 まなざしの近代 (講談社学術文庫)

博覧会の政治学 まなざしの近代 (講談社学術文庫)

 

klovさんが評論の冒頭で引用している社会学者・吉見俊哉の本。

ちなみにこの「スペクタクル化」という視点は、今後Webを考えていく上でGvsFbの問題に限らず重要になっていくのではないでしょうか。一例を挙げれば、ニコニコ動画が4月に行う予定の「ニコニコ超会議」が、実はklovさんの文章の冒頭で登場する万国博覧会の発想そのまんまだったりするのですが、あれがここに来て出てきた理由なんかも、この視点を援用することでかなり見えてくると思うのです)

f:id:netpoyo:20120123011617j:image:w350

……と言うと、なんだかどえらく難しい原稿を想像してしまうかもしれませんが、そんなことはありません。別にねとぽよは批評読者を対象にした本ではないので、論理さえしっかり追っていれば必ずわかるように書かれています。また、よくある浮き世離れした人文系アーキテクチャ批評と違って、Webを舞台にビジネスをやっている人にもしっくり来る内容になっているかと思います。この辺は、klovさんの本業での経験が存分に活かされてる感じですね。興味のある方は、ぜひ下からご購入を。

ねとぽよ | 電子書籍の購入はこちらから

なお、ねとぽよは原則的に評論を掲載しない本なのですが、扉で実質編集長の人が書いてるように、この水準の文章であれば積極的に今後も掲載していく予定です。興味のある方は、ぜひお声がけくださいませ。

それでは、そろそろklovさんへの7つの質問、行ってみましょう!

 

Q1.ねっとぽよくになったきっかけは何ですか?

 編集長のほたてさんに、Google+で誘われました。当時Google+は知り合いがほとんど誰もやっておらず、あまり面白いとは思わなかったのですが、ほたてさんが、それこそ貝が砂を吐くかの如ただ一人さまざまな愚痴をGoogle+に吐き出していたのです。あの時期のGoogle+は後に「グチルタス」と命名されました。そして当然それはGoogle+のメインコンテンツになっていたのです。僕は彼の愚痴を見るためだけにGoogle+をやっていました。そんなわけで、なんというか、成り行きです。

 

Q2.どんな内容の記事を書きましたか? 何を伝えたかったですか?

GoogleFacebookを比較しつつ、「世界の近代化には情報の整理・分類というプロセスが大きく関わっていて、Googleも同じやり方でWebを近代化させたよね。でもリアルの世界の近代化が途中で方向性が変わったように、Webの近代化も同じようにまっすぐにはいかないかもね。Facebookはその証左の1つかもね」というお話をしました。Google+はデザイナーの力を上手く使って小奇麗に作られていたけれど、根本的な思想は何一つ今までのGoogleと変わっていない、本当にこれから先もその路線で持つのかなあ持たないだろうなという懐疑が発端かつ結論です。Googleは「探しているものが見つかる」だけど、Facebookは「探していないものが見つかる」んです。そういう話です。たぶん。

 

Q3.書いているときに苦労した点は何ですか?

色々ありますが、そもそもWebサービスの話なので途中で大きな機能変更とかリニューアルとか入ると話が変わってしまうので、それだけはやめてくれとシリコンバレーの方角に向かって毎日お祈りしてました。

 

Q4.あの評論の内容を踏まえて、Google+がFacebookに勝てそうな道筋とかありますか……。

Webから潔く撤退すれば勝てる気がします。つまりGoogle+としてよりも、Android携帯におけるデフォルトのコミュニケーションツールとして組み込まれてしまえば、結構使われるんじゃないでしょうか。エリック・シュミットも「サークルって携帯電話の連絡帳に似てるよね」って言ってましたし。

 

Q5.現在もっとも注目しているWebサービス(要素技術でも可)と、その理由を教えてください。

つい先日、いくつかのWebサービスがFacebookのOpen Graphに対応しました。最近流行っていると言われている「Pinterest」なんかも対応しています。Open GraphにはFacebookの中と外をつなぐ役割があります。これがモバイルのWebアプリとさらに密接に絡んで行くと、結構世界が変わっていくんじゃないかと思っています。なんで世界が変わるのかは、ぜひ「ねとぽよ」の論考を読んでいただければ!

Open Graphは、流行ることなくお題目だけで終わってしまうのかと危惧されていた「セマンティック・ウェブ」を地で行く技術です。一度死んだと思われた技術が復活して大フィーバーというのは面白いと思うので、ぜひ盛り上がってほしいなと。

 

Q6.影響を受けた評論家とその人のもっとも好きな著作を教えてください。あと、巨乳と貧乳のどっちが好きかも教えてください。

社会学だとギデンズが好きでした。最近は『思想地図β vol.1』にある速水さんの「ショッピングモーライゼーションに寄せて」には、強く影響を受けました。ウォルト・ディズニーの晩年から始まる最初の一文は結構感動。あと長い文章を書くときは思想地図vol.2に載っている濱野智史さんの「ニコニコ動画の生成力」を読んでテンション上げます。あのネ申感溢れる文章はレッドブル並みの効果がある。あと都市とおっぱいは大きい方がいいと思います。何かと豊かです。

 

Q7.ネットの平和を乱す悪者たちに一言お願いします。 

「うちのほたて編集長の方が悪いですよ。」

 

(了)

 

要は、巨乳派ということのようです! ぐぬぬ感あるので、ねとぽよちゃんも毎晩お風呂でマッサージに励むことにしますね。それではまた次回!

この記事で興味を持たれた方は、ぜひこちらからご購入をお願いします!

ねとぽよ | 電子書籍の購入はこちらから

 

 

そんじゃーね。

 

 イイネ!かもん☆ ↓

 

あと、Google+ページも始めました。こっちはリンクを貼っておきますねー↓

 

https://plus.google.com/b/117271779603585097542/117271779603585097542/posts