netpoyo広報ブログ

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ねとぽよたちへの7の質問〜@kasaikouhei(電子書籍業界記事を執筆)編

パックス・ネトポヨーナ。ネットの平和をぽよっと守りつづけるねとぽよちゃんです。

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ネット上での大反響ありがとうございます! 

「ねとぽよ」へのTwitter民の反応をまとめてみた - Togetter

さて、最近、読者の方から「一体ねとぽよってどんな人たちが書いてるんですか?」「もっと書いた人の話を聞いてみたい!」という声が上がってきているので、ちょっとした記事&執筆者紹介企画をやってみることにしました。

その名も、「ねとぽよたちへの7の質問」!  (……おお、なんか懐かしい響きですね!)。ねとぽよメンバーに7つの質問をして、記事や著者についてちょっと皆様が理解を深めていただければと思っている次第です。

それでは、まず第一回目は電子書籍業界動向をレポートした記事「日本の電子書籍は残念じゃない?——電子書籍を取り巻く古い伝統と新しい現実」を書いてくださった笠井康平(@kasaikouhei)さんからです。

 

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彼について簡単に紹介しておくと、多数の作家を輩出したことで有名な某大学の文芸サークルに所属しており、象徴編集長の斉藤大地と一緒に思想家/小説家・東浩紀さんの同人誌「はじあず」の制作もしてる人です。……と書くと、なんだかバリバリの文学青年という感じですが必ずしもそうでもなくて、実はケータイ小説が大好きでいまだにその動向を追いかけていたり、電子書籍出版社でバイトしており、やたらと電書関連の本を持っていて数字に詳しかったりと、色々と文芸界隈で生きていくには苦労が多かろう……と思い(嘘)、「ねとぽよ」に来ていただきました。

 

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記事では、主に国内の電子書籍市場における最近の動向をまとめていただきました。現場を知っている人間ならではのお話や、今後電書市場で作家として生きていくために必要な売上の試算などちょっと変わった切り口の話も載ってて、面白い原稿ですよ。興味のある方は、ぜひこちらのサイトの購入ボタンをぽちっとお願いします!→Sample | ねとぽよ

 それでは、7の質問へLet`s go!↓

 

 

Q1.ねっとぽよくになったきっかけは何ですか?

両編集長から「ノンフィクション系の同人誌を作ろうと思っていて」と誘ってもらい、おろおろしている間にねっとぽよくになっていた!しかも大所帯になっていた!

 

Q2.今回の電子書籍記事ではどんな内容を伝えたかったですか? 

現状の中間報告で、業界動向の網羅よりも「ありがちな誤解とひやかし」を解除する下地作りがメインになりました。現状が過渡期ゆえのごたごたであると多少なりとも伝わって、雑な悲観や根拠のない自虐が減るとうれしいです。日本の電書は残念だけど、残念じゃないのです。

 

Q3.書いているときに苦労した点は何ですか?

はじめは記事文体に慣れなくて、感触の調整に苦労しました。流速の激しい成長産業を追いかけているせいか、速報や判明の連続にはもう驚かなくなりました……。

 

Q4.実は初校ではケータイ小説の話がかなりあったそうですが、ケータイ小説についてはどう考えていますか?

19歳の寂しかった夜に泣かされた記憶があって、文芸系BOPビジネスの一類型だと突き放せないんですよね……。権威と伝統ある賞の候補にはならないし、文学史上の扱いも大きくならないでしょうが、現代日本文学の最先鋭として後世に語り継ぐ用意はできています、と言うと、誇大評価かなぁ。

 

(1/20追記:笠井さんが自身のブログで、まさにこのケータイ小説について補足記事を書いてくださったようです。興味のある方はぜひこちらを→今はまだ力不足で書けなかった、ささやかな萌芽のほのめかし - A Notebook of So,What?(で?っていう備忘録)

 

Q5.電子書籍編集部の暴露話をもうちょっとしてくれると……w

出版業界をめぐる黒い噂や悲しい真実にはだいたい出会えましたね(苦笑)。高齢化とデジタルディバイドに伴う歪な保守化が新事業展開でも世代交代の遅れを……うわ、何をするtjdふぁ;lkj

 

 Q6.いま個人的に最も注目している電子書籍とプラットフォームを教えてください。

きりがないので3つだけ!

『心の空』(E★エブリスタ)

著者は子持ちのお母さん。ケータイ小説文化の担い手として、集英社ピンキー文庫で活躍しています。プラットフォーマーはさすがのDeNA。「読書」を電子化する手腕が見事。

 

『ケヴィン・ケリー著作選集』(達人出版会)

情報系の専門書が買えるサイトで全文無料公開されていて、pdfにできることが大体やってあります。クリエイティブ・コモンズの有効活用例でもあるよ。

 

『しりとりどうぶつらんど』(ベネッセコーポレーション

「うごくえほん」の現在形。同社配信『weekly評論トレーニング』も秀逸です。ベネッセは「紙の本を画面で再現する」発想から最も自由な出版社かもしれません。

 

Q7.ネットの平和を乱す悪者たちに一言お願いします。

たまには読書も楽しいですよ。紙と画面とに関わらず。

(了)

 

 

 

笠井さん、どうもありがとうございます!

(……電書出版社内幕暴露はうまくかわされちゃいましたね(ちっ))

上の回答に興味を持たれた方は、ぜひ「ねとぽよ」買ってくださいね!

 

ねとぽよ | 電子書籍の購入はこちらから

 

あえて言わずに来ましたが、「ねとぽよ」も電子書籍ですからね

よろしくお願いします。

 

 

 

そんじゃーね。

 

それから、こっそりとFacebookページを始めました。これからコンテンツが増えていくので、興味のある方はぜひ来てくださいねっ↓

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(参考記事)