netpoyo広報ブログ

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[記事紹介]「彼女と別れてまで作りました……」 ねとぽよが内気なWeb男子に送る! Web女子を落とすためのナンパ講座

12/31にコミケで発売される、ネットの平和を守る電子書籍「ねとぽよ」。

今日からコミケまで毎日お届けする「ねとぽよ」記事紹介は、わたくし「ねとぽよちゃん」(@netpoyochan)が行なっていくことになりました。以後、お見知りおきを。パックス・ネトポヨーナ。

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さて、ねとぽよ記事紹介の第1回目は、前回の目次紹介エントリー時から大反響が寄せられている「Web as Endless Love Sim~インターネットは恋愛を変えたか?」です。
うーん……なんだか難しそう。でも、内容はとっても簡単です。要は、ネット上で女の子を引っ掛けて、エッチするための講座みたいです。「インターネットは恋愛を変えたか?」なんて批評チックなタイトルを付けることで誤魔化してますが、結局セックスのやり方講座ってことですね。最低です。しかも、ちゃんと読んでみると、「後処理」と称して女の子が面倒になったときに別れる方法まで書いてるみたいですクズ。まさに人間のクズによるクズのための講座ですね。

そんなチンコロのようなゲス野郎たちが書いた記事ですが、ちょっと扉をチラ見せしちゃいます。
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……おお、なんか凄そう! 実はこの記事では、ねとぽよの擁するスーパーデザイナーのテクニックが炸裂してます。これはもう同人誌のレベルじゃない!(しかもここだけの話、1ヶ月半で作った同人誌……) やばい。
また、この記事では最後に、実際に6類型の女の子たちが登場して、なんとこのナンパ講座について座談会を開いてくれています。果たして、勝手に自分を分類した挙句に、まるで獲物のように落とす方法を書かれた女の子たちがどんな反応をしたか。興味のある方は、ぜひ「ねとぽよ」を買っていただきたいのですが、……気になるあなたにちょっとだけ記事の内容を公開してしまいます!

ひゃんこ:うーん。やっぱり萌えたあとは、そのカップリングで決めてしまうんで、そこに自分が立ち入るのは許せないです。なんか世界を壊しちゃうじゃないですか、その二人の。ストーリーとか文脈とかも、妄想して決めてるので。傍観者でいたいんですね。
大地:でも、ちょっとその考え方は腐女子としてもハードな気がする。
ひゃんこ:あと、実際にはやっぱ女なんで、自分に興味を持っている男子はなんとなく分かるんですよ。そういう人が敢えて自分をこう……腐女子だからホモのような感じで近づいて来られると(笑)、それは引きますね。
大地:まあそうですよねー、まあ、この記事の位置づけをぶっちゃけてしまうと、笑われる担当の記事なので……。
ひゃんこ:ですよね! こんなんで落ちないよ!みたいな。ばかにするな(笑)!

腐女子系女子攻略法へのコメントより抜粋)

さとずり:これはいいんじゃないでしょうか。こういう系の女子は普段周りに頼りにされてて気を張ってるので、自分が弱音を吐ける場所が少ないと思うんですよね。頼ってもらえる存在になってしまうと、あとはもう楽だと思います

それから後処理なんですけど、意外とこういうタイプって「隠れメンヘラ」が多いんです。気が強過ぎて「なんで私こんなに頑張ってるのに」みたいな。この辺は注意しないと怖い。
大地:おお、メンヘラパラメーターは低めに設定したけど、やっぱり高いかー。
さとずり:コンサルに勤めだした女性は、3、4年後に本性が現れるんですよね。
いしや:ははははは。
大地:やばいやばいやばい(笑)。今のはやばい。
さとずり:思い当たる節ありませんか? コンサルみたいな体力が必要な企業に入った女子が、3、4年後に必死になって精神がキイキイしてるような変化の仕方。必死で結婚相手を探し始めたりとか。大学生でインターンをガンガンやってる女子は内在的にそういうの含んでる。
いしや:メンヘラ予備軍ってことかなあ。20代前半は大丈夫だけど。
大地:そもそもメンヘラになれてないみたいな。例えばインスタグラムやリスカうp系女子は、すごく頑張って発散してる訳ですよね?

一同:


(インターン系女子攻略法へのコメントより抜粋)

上の抜粋を読んでみればわかるように、来てくれたWeb女子の人たち、みんなしっかりコメントしてくれています。うーん、寛大だ。

ずいぶんとdisっちゃいましたが、かなり面白い記事に仕上がってるのは間違いないです。ぜひこの記事を読んで、ウェブ男子の皆さん、終わらない恋愛シミュレーションゲームへと旅立ちましょう!

担当者からのコメント

最後に、本講座を企画した斉藤大地(象徴)編集長からのコメントが届いておりますので、ご紹介します。それでは、また明日!

◆ ネットナンパ講座について

いや、最初はすごく実用的なものを作ろうとしたんです。僕もいしやくんも、ネットがなければ女の子に声なんてかけられていない(笑)。そこで学んだことを、「女の子は苦手だけどネットは得意」という男の子たちに伝えて、ノウハウを民主化すればいいんじゃないかと思った。で、当時いしやくんがニコ生にハマってたから、さっそく生放送で昔の悪事を話したんです。そしたら、放送中にコミットメント/デタッチメントとコンテンツ/アーキテクチャの2軸で、女の子の分類ができると気づいた。正直、この2軸を言いたいがために、企画を立てたようなものですね(笑)

◆ ノウハウの普遍化が難しかった

ただ、実際に書いてみると、僕にしてもいしやくんにしても、自分のパーソナリティを活かして口説いてたので、ノウハウの普遍化が意外と難しいんですよ。普遍化すると悪どく見えてしまった。だから、軽くコメディタッチにしています。丸々僕らがやってきたことではなくなりましたが、たぶんその分だけ面白くなってると思います。

◆ クリスマスイブの前日に彼女と別れた遠因はこの企画

いや、本当にこれはネタですからね。ネタ企画です! それは本当に言っておきたい。ちなみに直接の原因ではないんですが、クリスマスイブの前日に彼女と別れた遠因くらいにはなった。そんな僕も含めて笑ってください(笑)
それはそれとして、もっとガチな恋愛企画もいずれは作りたいですね。そのときは恋愛相談のような全く別の形での企画がいいと思うのですが。うん、恋愛の固有性を考えると、そっちの方がいいと思う。

◆ (実質)編集長に、「女の子を6人集めてこい」と言われたときのこと

「ふざけんな!」と思った。そもそも6人集めるのが大変だし、それを座談会で回せるわけねーだろと。しかも、女の子同士が初対面だし。ま、でも実際に集められたし、どうにかなったんですけどね(笑)。

◆ 頼んだらみんな来てくれた

意外と、頼めばみんな来てくれたんです。何人かには「Webを使ってる女の子の座談会だよ」とぼかして言って、連れてきたせいもあるのですが(笑)。ま、企画の頭が悪すぎたので、みんな付き合ってくれたんだと思います。
実際に喋ってみると、出会い系の思い出とか、みんな驚くほど喋ってくれました。「男の子ってこんなに馬鹿なのか……」という空気は全体に漂ってましたが(笑)。あの講座って、僕らなりに彼女たちを理解しようと頑張った結果ですし、そんなにイヤじゃなかったのかも……とは思いたい。

◆ 「リスカうp系女子」を呼べなかった理由

いや、メンヘラの女の子って、どこにでもいるんですよ。ただ、リスカをうpして注目を集めようとする子は、それでしか自分を主張できない子なんです。そういう子を、こういう場に呼ぶのは誰にとってもよくないと思った。今回呼んだ女の子は、みんな自制心が強くて、頭が良い子たちです。ハッキリ言ってしまえば、強い女の子なんですよ。あのくらい強い子たちなら、恋愛をゲームとして楽しむ発想ができる。
正直に言って、ちょっと恋愛の変質も感じましたね。二人で自意識を慰めあうイメージではなく、みんな普通にゲームのように恋愛している。もちろん自意識がないと恋愛はできないのだけど、彼女らは使いこなしてますよね、自意識を。

◆ 座談会がはじまった直後の空気

寒い空気じゃなかったですが、みんな「今日はどうなるんだろう」と探ってる様子でした。「説明して」みたいな。
始まってからは、とにかく頭が良くなさそうに見えるように頑張りました。ぶっちゃけ批評っぽさも、そこの段階で消しました。「コミットメントがわからない? 要は“積極的”ってことだから!」みたいな。まあ、批評っぽいことを言って格好つけても、モテないですし。
値踏みされてるのは、すごく感じましたね。女の子たちが、「目の前のこいつはこういう話をするに足る男なのか?」と厳しく見ているのを感じるんです。だから、女の子の気持ちや都合がわかる男だと、努力して伝えた。

◆ ナンパ講座を見せた後は、実は和気あいあいだった

ナンパ講座を見せたときは、笑ってましたよ。「マジで何やってるの(笑)?」という感じだった。座談会記事の方では、「一同呆然」となってるけど、本当はその場でくすくすしてる子もいました。その後は和気あいあいです。ペンを取り出して修正を始めた女の子もいて、そのときだけはちょっと本気モードでみんな直してましたが。
もしこの座談会が成功していたら、それは彼女たちのおかげです。ある程度人選に図星なところもあったのだろうけど、やっぱり来てくれた子たちに、自分の役割を引き受ける頭の良さがあったのがよかったです。

◆ どんな風に役立てて欲しいか

役立つのかな……(笑)。
強いて言えば「こんな企画を立てれば女の子と楽しく喋れるんだ」ということかも(笑)。僕はとても楽しかった。実は、呼ばれた女の子も面白かったんじゃないかなーと秘かに思ってたりもするんです(笑)。だって普通こんな頭悪い企画しないから。



なお、ねとぽよの目次とその他の内容、及び購入方法については、以下をご参照ください。